横綱審議委員会メンバー2026最新!委員長・女性委員から推薦基準と権限まで徹底解説
横綱審議委員会(横審)は、横綱への昇進推薦や現役横綱の評価に関わる、日本相撲協会の重要な諮問機関です。2026年10月現在、委員長を務めるのは元衆議院議長の大島理森氏。池坊保子氏や俳優の紺野美沙子氏をはじめ、政界、財界、学術、文化・芸術分野の有識者が委員を務めています。
横審はどのような基準で横綱昇進を推薦するのでしょうか。また、委員長や女性委員にはどのような役割があり、横綱に引退を勧告する権限まで持っているのでしょうか。日本相撲協会の定款第52条、1950年初場所の発足経緯、歴代委員長の変遷を踏まえ、制度の仕組みと実態を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2026年の委員長は第19代の大島理森氏。委員は9人で、女性委員には池坊保子氏と紺野美沙子氏がいます。
- 要点2:横審は日本相撲協会定款第52条に基づく諮問機関。横綱推薦の原則は「大関で2場所連続優勝」と「品格・力量が抜群であること」です。
- 要点3:横綱への推薦や激励・注意・引退勧告などを行えますが、横審が単独で横綱昇進や引退を最終決定するわけではありません。
【2026年最新】横綱審議委員会メンバー9人と委員長の顔ぶれ
2026年の横綱審議委員会を理解するうえで、まず押さえたいのが委員の顔ぶれです。日本相撲協会は2025年1月30日、新しい委員長に大島理森氏が就任したことと、新たに3人の委員を委嘱したことを発表しました。この体制は、2026年秋の本場所総見や定例会合に関する報道でも確認できます。
委員は力士や親方だけで構成されているわけではありません。相撲協会の外部から、政治、行政、経営、学術、文化・芸術など幅広い分野の有識者が選ばれています。
2026年の横綱審議委員会メンバー一覧
- 大島理森(おおしま・ただもり):委員長。元衆議院議長。2023年1月に委員に就任し、2025年1月から第19代委員長を務めています。
- 池坊保子(いけのぼう・やすこ):元文部科学副大臣。2022年3月に委員に就任。相撲協会の評議員を務めた経験もあります。
- 一力雅彦(いちりき・まさひこ):河北新報社の経営者。2025年1月に委員に就任しました。
- 上原茂(うえはら・しげる):大正製薬グループの経営者。2023年1月に委員に就任しています。
- 大島宇一郎(おおしま・ういちろう):中日新聞社の経営者。2020年1月から委員を務めています。
- 鹿島茂(かしま・しげる):フランス文学者。2024年2月に委員に就任しました。
- 紺野美沙子(こんの・みさこ):俳優。2022年3月に委員に就任。相撲文化への理解と、ファンの視点を持つ委員の一人です。
- 真砂靖(まなご・やすし):元財務事務次官。2025年1月に委員に就任しました。
- 室瀬和美(むろせ・かずみ):漆芸家、人間国宝。2025年1月に委員に就任しています。
上記は、2025年1月の新体制発表と、その後の報道で確認できる9人の顔ぶれです。委員の肩書きは就任時の発表や報道に基づく主な経歴を示しています。
委員長の大島理森氏は何をする人?
大島理森氏は、衆議院議長を務めた経験を持つ政治家です。2025年1月27日の初場所後の定例会合で前委員長の山内昌之氏が任期満了により退任し、同月30日に大島氏の委員長就任が発表されました。
委員長の役割は、横審の会合を取りまとめ、委員の意見を集約し、委員会としての判断や見解を対外的に説明することです。横綱の昇進推薦をはじめ、成績不振や休場が続く横綱への評価など、相撲界の重要な問題について委員会を代表します。
2026年9月の本場所総見では、大島委員長が横綱大の里にさらなる奮起を促し、3場所連続休場となった豊昇龍についても言及しました。こうした発言からも、横審が横綱の成績だけでなく、最高位にある力士としての自覚や今後への期待を重視していることが分かります。

【女性委員の役割】池坊保子氏と紺野美沙子氏は何を担う?
横綱審議委員会の女性委員として知られるのが、池坊保子氏と紺野美沙子氏です。2人が委員に就任したのは2022年3月。日本相撲協会は同月31日の理事会で委嘱を決定しました。
女性委員が2人同時に選ばれたのは初めてで、女性委員の就任自体も、脚本家・小説家の内館牧子氏が務めて以来のことでした。相撲協会の当時の説明でも、女性の視点を大切にする必要性が示されています。
池坊保子氏の役割
池坊氏は元文部科学副大臣で、相撲協会の評議員を務めた経験もあります。行政や組織運営に関する経験を持つ有識者として、横綱に求められる責任や相撲界の運営について意見を述べる立場です。
紺野美沙子氏の役割
俳優の紺野氏は、相撲協会の第三者機関「大相撲の継承発展を考える有識者会議」のメンバーを務めた経歴があります。2022年の就任時には、大相撲のファンとしての視点を大切にし、相撲を応援する人々の思いを届けたいという趣旨のコメントを発表しました。
女性委員だけの特別な権限はある?
女性委員だからといって、別個の権限が与えられているわけではありません。横綱昇進の推薦や横綱に関する案件の審議では、ほかの委員と同じ立場で意見を述べ、議決に参加します。
女性委員の存在意義は、女性だから特定の議題を担当することではなく、委員会の判断に異なる経験や視点を加える点にあります。伝統や礼節を重んじる相撲界においても、ファンの受け止め方や社会との関係を多角的に考えることは欠かせません。
2026年の委員9人のうち女性は2人です。委員構成の多様化は進んでいますが、人数だけでなく、異なる立場からの意見が実際の審議や発信にどの程度反映されるかが、今後も注目されるポイントです。
【発足理由】横綱審議委員会はなぜ1950年に設置されたのか
横綱審議委員会の発足は、1950年(昭和25年)の初場所で起きた横綱の相次ぐ休場と、当時の相撲協会への批判に端を発します。日本相撲協会の定款に制度が置かれる現在から振り返ると、横審は単なる昇進審査のためだけでなく、横綱の権威と責任をめぐる問題に対応するために生まれた機関でもあります。
1950年初場所で何が起きた?
1950年初場所では、3日目までに東冨士、照國、羽黒山の3横綱が途中休場しました。さらに、その前の場所では前田山が引責引退しており、横綱の責任や相撲協会の対応に対する批判が強まっていました。
当時の協会は、横綱が2場所連続で休場したり、不成績に終わったりした場合に大関へ降格させる方針を打ち出しました。しかし、横綱の地位や制度をめぐって反発が起こり、この方針は撤回されます。
この一連の経緯から、横綱に関する重大な判断を協会内部だけで行うのではなく、相撲を理解する外部の有識者にも審議してもらう仕組みが必要だという考えが強まりました。
横綱審議委員会の発足は1950年5月
横審は1950年5月に設置されました。国立国会図書館のレファレンス協同データベースが整理した当時の新聞記事にも、同年5月に委員会の顔ぶれが決まり、25日に発会式が行われる予定だったことが記録されています。
発足の背景にあるのは、横綱の昇進や責任をめぐる判断に、外部の視点を取り入れるという考え方です。協会の判断を補う有識者の諮問機関を設けることで、横綱の地位にふさわしい力量と品格を検討する仕組みが整えられました。
この歴史を知ると、横審が成績だけでなく品格や責任感についても発言する理由が理解できます。もっとも、発足当時の問題意識があるからといって、現在の委員会が相撲協会のすべての決定を代行するわけではありません。

【定款第52条】委員の選任方法・任期・報酬の仕組み
横綱審議委員会の法的な位置づけは、日本相撲協会の定款第52条に定められています。同条は、横綱審議委員会を設置し、横綱の推薦や横綱に関する案件について、協会の諮問に答申したり、委員会側から進言したりすることを規定しています。
また、委員会の構成や運営に必要な事項は、理事会が別に定める仕組みです。つまり、横審の存在と基本的な役割は定款で位置づけられ、具体的な運営は関連規則によって定められています。
横審の制度を一覧で確認
| 項目 | 制度・基準 | 実際の意味 |
|---|---|---|
| 法的根拠 | 日本相撲協会定款第52条 | 横綱推薦などについて答申・進言する諮問機関 |
| 委員の構成 | 協会外の有識者、定員15人以内 | 政治、財界、学術、文化・芸術などの知見を取り入れる |
| 2026年の委員数 | 9人 | 委員長を含めて審議を行う |
| 委員の任期 | 2年、最大5期10年 | 長期在任には上限が設けられている |
| 委員長の任期 | 最大2期4年 | 委員長職の長期固定を防ぐ仕組み |
| 報酬 | 無報酬 | 報酬を受け取らない名誉職としての性格を持つ |
| 横綱推薦の原則 | 大関で2場所連続優勝、品格・力量が抜群 | 成績と横綱にふさわしい資質の両方を審議する |
| 例外的な推薦 | 原則に準ずる好成績の場合は3分の2以上の決議 | 連続優勝以外の成績を評価する際にも一定の賛成が必要 |
| 最終的な昇進決定 | 日本相撲協会の手続きによる | 横審の推薦だけで横綱昇進が確定するわけではない |
委員はどのように選ばれる?
委員は、相撲協会の外部から選ばれる有識者です。相撲協会の規則に基づいて委嘱され、定員は15人以内。2026年の委員数は9人となっています。
任期は2年で、最大5期10年まで在任できます。委員長は委員の互選によって選ばれ、任期は最大2期4年です。こうした上限は、委員会の継続性を保ちながら、特定の人物に役職が固定され続けないようにする仕組みといえます。
無報酬の名誉職という位置づけ
横審の委員には報酬が支給されません。日刊スポーツなどの制度解説でも、委員は無報酬であることが説明されています。
ただし、無報酬だからといって責任が軽いわけではありません。横綱の昇進や休場、成績不振に関する判断は、力士本人の評価だけでなく、相撲界全体の信頼にも影響します。委員には、相撲への理解とともに、社会的な立場に応じた慎重な判断が求められます。
【横綱昇進推薦基準】「品格力量抜群」と3分の2以上の決議とは
横審の役割で最も注目されるのが、横綱昇進に関する推薦です。横綱は大関のさらに上に位置する最高位であり、昇進後は成績だけでなく、横綱としての責任も問われます。そのため、優勝回数や勝ち星だけで機械的に昇進が決まるわけではありません。
基本原則は大関で2場所連続優勝
横審の横綱推薦内規では、推薦する力士は「品格・力量が抜群」であることが求められています。さらに、横綱に推薦する力士は、大関で2場所連続優勝した力士を原則とする、と定められています。
ここで重要なのは、「2場所連続優勝」が推薦の原則であって、優勝さえすれば自動的に横綱になれるという意味ではないことです。成績に加えて、横綱にふさわしい品格や力量があるかどうかが審議されます。
「それに準ずる好成績」なら3分の2以上の決議が必要
内規では、2場所連続優勝に準ずる好成績を挙げた力士を推薦する場合、委員の3分の2以上の賛成による決議が必要とされています。
つまり、連続優勝という原則に届かなかった場合でも、優勝に準ずる成績や相撲内容などを踏まえて推薦が検討される余地があります。ただし、その場合は所定の賛成を得なければなりません。
このルールのポイントは、例外的な昇進を完全に排除するのではなく、委員会として一定以上の合意を求めていることです。推薦に必要な賛成の割合は、通常の原則とは異なる成績を評価する際の判断基準になります。
「品格」は何を見て判断するのか
品格は、単に礼儀正しいかどうかだけを指すものではありません。横審の内規では、相撲に精進する気迫、地位に対する責任感、社会に対する責任感、常識ある生活態度などを判断の基準としています。
また、品格の確認は、日常生活の観察や師匠の証言などを踏まえて行われ、協会側の確認に基づいて審議されます。土俵上の成績と、横綱としての責任を果たせる人物かどうかの両面から判断する仕組みです。
2026年1月には、日刊スポーツが横審の推薦内規を改めて紹介し、大関での2場所連続優勝を原則とすることと、品格・力量の条件を報じました。横綱昇進をめぐる議論では、勝ち星だけでなく、優勝決定戦を含む相撲内容や、最高位を担うにふさわしい資質も論点になります。

【横審の役割と権限】推薦・激励・注意・引退勧告はどこまで有効?
横審は横綱昇進の推薦だけを行う機関ではありません。日本相撲協会から諮問された横綱に関する案件について答申し、必要に応じて自ら進言することもできます。横綱の成績や休場状況を見守り、問題があれば委員会として見解を示す役割も担っています。
主な役割は3つ
- 横綱昇進の推薦:大関の成績や品格・力量を審議し、横綱に推薦するかどうかを判断します。
- 横綱の状態や成績の評価:本場所の取組を観戦し、休場の多さや成績不振など、横綱としての責任に関わる問題を審議します。
- 激励・注意・引退勧告など:横綱としての体面を損なう行為や不成績、休場が続く状況などについて、規則に基づいて対応します。
横審は東京で行われる本場所のうち、1月・5月・9月場所を中心に稽古総見や本場所総見を行い、力士の状態を確認します。また、場所後の定例会合で横綱に関する案件を審議します。
横審が横綱の昇進や引退を直接決めるわけではない
ここは誤解されやすい点です。横審は横綱昇進の推薦を行いますが、横審の推薦そのものが昇進の最終決定になるわけではありません。昇進は、日本相撲協会の番付編成に関する手続きや理事会の決定を経て正式に決まります。
引退勧告についても同様です。横審は規則に基づいて激励、注意、引退勧告などを決議できますが、委員会が力士に対して引退を強制する権限を持つわけではありません。勧告は重要な意思表示であり、横綱本人や師匠、協会に対して大きな影響を与えるものの、法的な命令とは異なります。
横審は、協会の内部組織とは異なる外部有識者の諮問機関です。協会の決定をすべて代行するのではなく、横綱に求められる基準を外部の立場から示し、相撲界の判断に影響を与えるところに役割があります。
【歴代委員長一覧】酒井忠正氏から大島理森氏まで19代の変遷
横審の歴代委員長には、政治家、新聞社幹部、放送界の経営者、学者、作家、教育関係者など、さまざまな分野の人物が名を連ねています。委員長の顔ぶれを見ると、横審が相撲の技術だけでなく、社会的な責任や文化的な意味も考える機関として運営されてきたことが分かります。
初代から第19代までの歴代委員長
- 初代・酒井忠正:1950年5月〜1969年1月
- 第2代・舟橋聖一:1969年1月〜1976年1月
- 第3代・石井光次郎:1976年1月〜1981年9月
- 第4代・高橋義孝:1981年10月〜1990年10月
- 第5代・上田英雄:1990年11月〜1993年5月
- 第6代・渡辺誠毅:1993年7月〜1997年1月
- 第7代・坂本朝一:1997年1月〜1999年1月
- 第8代・一力一夫:1999年3月〜2001年1月
- 第9代・渡邉恒雄:2001年1月〜2003年1月
- 第10代・石橋義夫:2003年1月〜2007年1月
- 第11代・海老沢勝二:2007年1月〜2009年1月
- 第12代・鶴田卓彦:2009年1月〜2013年1月
- 第13代・内山斉:2013年1月〜2015年1月
- 第14代・守屋秀繁:2015年1月〜2017年1月
- 第15代・北村正任:2017年1月〜2019年1月
- 第16代・矢野弘典:2019年1月〜2022年1月
- 第17代・高村正彦:2022年1月〜2023年1月
- 第18代・山内昌之:2023年1月〜2025年1月
- 第19代・大島理森:2025年1月〜
歴代委員長の経歴は多彩です。初代の酒井忠正氏は長く委員長を務め、戦後の横綱制度の運営を担いました。その後も、作家の舟橋聖一氏、ドイツ文学者の高橋義孝氏、NHK会長経験者の坂本朝一氏や海老沢勝二氏、新聞社経営者の渡邉恒雄氏や内山斉氏などが委員長を務めています。
2022年から2023年には高村正彦氏、2023年から2025年には歴史学者の山内昌之氏が委員長を務め、2025年に大島理森氏へ交代しました。政治・行政、学術、メディアなど異なる分野の経験を持つ人物が委員長を務めてきたことは、横審が社会的な視点を重視する機関であることを示しています。
横審の評判と実態:外部の目が必要な理由
横審の存在意義は、横綱の昇進や責任をめぐる判断に、協会の外から意見を届けることです。横綱は大相撲の最高位であり、その振る舞いや成績は競技の評価だけでなく、相撲文化全体への信頼にも関わります。専門家だけではなく、文化や社会に詳しい有識者が加わることには一定の意味があります。
一方で、横審の判断には難しさもあります。勝ち星や優勝回数は数字で比較できますが、「品格」は定量化しにくく、委員の価値観や時代背景によって受け止め方が異なる可能性があります。委員の発言が大きく報道されると、横審の見解そのものが議論の対象になることもあります。
また、委員が著名な政治家や企業経営者、文化人であることと、相撲の現場をどこまで理解しているかは別の問題です。外部の視点を取り入れる制度だからこそ、発言の根拠や審議の一貫性が問われます。専門性と社会的な視点のバランスをどう保つかが、横審にとって継続的な課題です。
2026年9月の本場所総見で、大島委員長は大の里に横綱としての自覚とさらなる奮起を促しました。一方、豊昇龍については、次の場所での進退を先回りして決めつけず、状態を見守る趣旨の発言をしています。こうした姿勢は、横審が横綱に注文を付けるだけの機関ではなく、最高位の力士が再び力を発揮することにも期待を寄せる立場であることを示しています。
横審を評価する際は、発言の厳しさだけで判断するのではなく、推薦基準や規則に沿った審議が行われているか、横綱の成績と品格をどのような根拠で評価しているか、そして協会の最終決定と役割を混同していないかを見ることが大切です。
【横綱審議委員会メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の横綱審議委員会の委員長は誰ですか?
A1:2026年10月時点の委員長は、元衆議院議長の大島理森氏です。2025年1月30日に第19代委員長に就任しました。
Q2:2026年の横綱審議委員会には女性委員が何人いますか?
A2:9人の委員のうち、池坊保子氏と紺野美沙子氏の2人が女性委員です。女性委員にも、ほかの委員と同じく横綱昇進推薦などの審議に参加する役割があります。
Q3:横綱審議委員会の委員はどのように選ばれますか?
A3:日本相撲協会の外部から、相撲に理解のある各分野の有識者が委嘱されます。定員は15人以内で、任期は2年、最大5期10年です。委員長は委員の互選で選ばれます。
Q4:横綱に昇進するには2場所連続優勝が絶対条件ですか?
A4:横審の内規では、大関で2場所連続優勝した力士を推薦することが原則です。ただし、それに準ずる好成績を挙げた力士については、委員の3分の2以上の決議によって推薦する仕組みがあります。いずれの場合も、品格・力量が抜群であることが求められます。
Q5:横綱審議委員会は横綱を引退させる権限を持っていますか?
A5:横審は、規則に基づいて激励、注意、引退勧告などを決議できます。ただし、引退を強制する権限はありません。横綱昇進についても、横審は推薦を行う立場であり、最終的な昇進決定は日本相撲協会の手続きによって行われます。
Q6:横綱審議委員会の委員には報酬が支払われますか?
A6:委員は無報酬です。相撲界の重要な問題を審議する外部有識者の名誉職として位置づけられています。
まとめ:横綱審議委員会メンバーを理解するための判断基準
2026年の横綱審議委員会は、大島理森委員長を中心に、政治、財界、学術、文化・芸術などの分野から集まった9人の委員で構成されています。女性委員の池坊保子氏と紺野美沙子氏も、ほかの委員と同じ立場で横綱に関する審議に参加しています。
制度の根拠は日本相撲協会の定款第52条にあり、横審は横綱昇進の推薦や、横綱に関する案件への答申・進言を行います。推薦の原則は「大関で2場所連続優勝」と「品格・力量が抜群であること」。それに準ずる好成績の場合には、3分の2以上の決議が必要です。
横審の役割を理解するうえで最も大切なのは、推薦と最終決定を区別することです。横審は横綱の昇進や責任をめぐる判断に大きな影響を与えますが、昇進を単独で決めたり、引退を強制したりする機関ではありません。
1950年初場所の混乱から生まれた横審は、横綱の力量だけでなく、その地位に伴う責任を社会的な視点から問い続けてきました。今後も、推薦基準の一貫性、品格の評価、委員構成の多様性、そして協会との役割分担に注目することで、横綱審議委員会の判断と大相撲の制度をより深く理解できます。 (出典: 横綱 審議 委員 会 メンバー(Yahoo!ニュース))