ヤクルト金久保優斗の現在は?戦力外通告から韓国キウム移籍、2026年成績を徹底解説
東京ヤクルトスワローズで2021年に4勝1敗、防御率2.74を記録した金久保優斗投手。将来を期待された右腕は、2025年シーズン終了後に戦力外通告を受けましたが、現役引退ではなく、韓国プロ野球(KBO)のキウム・ヒーローズへの移籍という道を選びました。
2026年10月現在、金久保は韓国で背番号48を背負い、リリーフ投手としてプレーしています。シーズン途中には守護神を任され、セーブを積み重ねた一方、レギュラーシーズンの防御率は5.19。日本での輝きを取り戻すための挑戦は、決して順風満帆ではありません。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在:2025年12月にキウム・ヒーローズへの入団が発表され、2026年はKBOでプレーしている。
- 戦力外の背景:2025年は一軍12試合で0勝1敗、防御率7.71。2021年の好成績から数字が大きく悪化していた。
- 2026年の実績:レギュラーシーズンは59試合、14セーブ、12ホールド、防御率5.19。守護神としての実績を残す一方、終盤には中継ぎでの起用も報じられた。
【現在】金久保優斗はヤクルトを退団し、韓国キウム・ヒーローズで再起を目指す
金久保優斗の現在の所属先は、韓国プロ野球のキウム・ヒーローズです。2025年12月16日、球団が金久保との契約を発表。ヤクルト時代と同じ背番号48で、新たなキャリアをスタートさせました。
日本野球機構(NPB)の登録情報では、金久保は1999年11月4日生まれ、千葉県出身の右投左打の投手です。身長185センチ、体重87キロ。東海大市原望洋高校から2017年ドラフト5位でヤクルトに入団し、2020年に一軍デビューを果たしました。
2025年9月29日に戦力外通告を受けた際、金久保は現役続行について迷いがあるとしながらも、トレーニングを続ける意向を示していました。日刊スポーツなどの報道によれば、NPBでのプレーを希望する一方、韓国でのプレーも選択肢に入れていました。
その約2カ月半後に実現したのが、キウムへの移籍です。日本での契約を失った投手が、海外リーグで実績を積み直す。金久保の選択は、戦力外通告が必ずしも現役生活の終わりを意味しないことを示しています。
キウムは2026年から導入されたKBOのアジアクォーター制度を活用して金久保を獲得しました。この制度は、従来の外国人選手枠とは別に、アジアやオーストラリアの対象選手を各球団1人まで獲得できる仕組みです。日本で培った経験と速球を武器に、新しい環境で評価を得る機会が生まれました。

【経歴・年表】ドラフト5位入団から韓国移籍までの歩み
金久保のキャリアを振り返ると、2021年のブレークと、その後の一軍登板機会の減少が大きな転換点になっています。NPB公式の年度別成績、2025年の戦力外通告に関する報道、キウムの契約発表を整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事 | 成績・ポイント |
|---|---|---|
| 2017年 | ヤクルトがドラフト5位で指名 | 東海大市原望洋高校からプロ入り |
| 2020年 | 一軍デビュー | 3試合登板、防御率5.40 |
| 2021年 | 一軍で存在感を示す | 10試合、4勝1敗、防御率2.74 |
| 2022~2024年 | 一軍登板が減少 | 各年の登板は3試合、1試合、5試合 |
| 2025年9月29日 | ヤクルトから戦力外通告 | 一軍12試合、0勝1敗1ホールド、防御率7.71 |
| 2025年12月16日 | キウム・ヒーローズが獲得を発表 | 背番号48で韓国移籍 |
| 2026年 | KBOでリリーフとして登板 | 59試合、5勝5敗、14セーブ、12ホールド、防御率5.19 |
この経歴で注目したいのは、2021年に一軍で結果を残しながら、その後は継続的な登板機会を確保できなかった点です。2022年は3試合、2023年は1試合、2024年は5試合にとどまり、先発・救援のいずれでも一軍定着には至りませんでした。
2025年の戦力外通告後、金久保は韓国でのプレーを実現しました。NPBでの通算成績だけを見ると出場機会の少なさが目立ちますが、2026年のKBOでは59試合に登板。役割を変えながら、実戦の中で自分の価値を証明するシーズンになりました。
【戦力外通告の理由】2025年の成績悪化と一軍定着の難しさ
金久保優斗がヤクルトから戦力外通告を受けた理由を考えるうえで、最も明確な材料は一軍での成績です。2025年は12試合に登板したものの、0勝1敗、1ホールド、防御率7.71。14イニングで23安打、4本塁打を許し、奪三振は11でした。
前年の2024年は5試合、7回2/3を投げて防御率3.52でしたが、登板数そのものが限られていました。2025年には登板機会が増えた一方で失点が重なり、安定した投球を示せなかったことが数字から読み取れます。
戦力外通告を受けた当日、金久保は日刊スポーツの取材に対し、結果を残せなかったことを受け止める趣旨のコメントをしています。本人も、状態が悪くないと感じていても結果につながらなければ厳しいと認識していました。
ただし、球団が公表した単一の理由だけで判断するのは適切ではありません。投手の評価には、成績だけでなく、チームの編成方針、競争相手、起用法、今後の育成計画なども関係します。公開情報から具体的に確認できるのは、2025年の一軍成績が厳しかったことと、8年間の在籍中に一軍で継続的な登板機会を得られなかったことです。
金久保の場合、単に球速が落ちたから戦力外になったと説明することもできません。2025年にも速球の威力は評価されており、韓国移籍後には最速155キロの直球が報じられています。課題は球速だけではなく、その球を試合の結果につなげ、安定した投球を続けられるかどうかにあります。
つまり、金久保の戦力外通告を理解する際は、「能力がなくなった」という単純な見方よりも、期待された能力を一軍で継続的に発揮できなかったという側面に注目する必要があります。

【年度別成績】2021年の4勝・防御率2.74と2025年を比較
金久保の名前がヤクルトファンの記憶に残る理由の一つは、2021年に残した好成績です。この年は10試合に登板し、4勝1敗、防御率2.74。投球回は42回2/3で、奪三振34、被安打39でした。
一方、2025年は12試合で0勝1敗、防御率7.71。投球回14イニング、被安打23、被本塁打4、奪三振11という内容でした。両年を比較すると、2021年には一定の投球回を投げて失点を抑えていたのに対し、2025年は短いイニングでも安打や本塁打を許し、防御率が大きく悪化しています。
2021年の防御率2.74は、金久保が一軍で通用する投球を見せた証拠です。ただし、年間を通して先発ローテーションを守ったわけではなく、登板は10試合、投球回は42回2/3でした。好成績を残したシーズンであることと、一軍の主力投手として定着していたことは分けて考える必要があります。
2022年以降の成績にも、投球内容が安定しなかった様子が表れています。2022年は3試合で防御率7.71、2023年は1試合・4イニングで防御率0.00、2024年は5試合で防御率3.52でした。2023年の防御率0.00は数字だけを見ると好成績ですが、1試合、4イニングという限られた登板によるもので、シーズン全体の実力を判断する材料としては不十分です。
球速についても、金久保は速球派として知られています。ヤクルト時代には最速154キロと紹介され、2026年の韓国メディアによる報道では最速155キロとされています。計測条件などの違いはあり得ますが、移籍後も速球の威力が評価されている点は共通しています。
重要なのは、速い球を投げられることと、打者を抑え続けられることは別だという点です。被安打や被本塁打を減らし、走者を出した場面で失点を防ぐ投球ができるか。2021年の再現を目指すうえで問われるのは、球速そのものよりも、速球を軸にした投球全体の完成度です。
【2026年KBO最新成績】守護神起用から中継ぎへ、韓国での評価は?
2026年の金久保は、キウム・ヒーローズでリリーフとして起用されました。韓国のスポーツ京郷が9月15日に掲載したインタビュー報道によると、当初は先発投手として準備していたものの、開幕後にセットアッパーへ役割が変わり、その後は抑えも担当。夏以降はセットアッパーと抑えを行き来し、直近では中継ぎとして起用されていました。
この起用の変化は、金久保が韓国で守護神として挑戦したことを示す一方、シーズンを通じて抑えの座を固定できたわけではないことも示しています。
KBOの公式選手記録で確認できる2026年レギュラーシーズンの成績は、次のとおりです。
- 登板:59試合
- 勝敗:5勝5敗
- セーブ:14
- ホールド:12
- 防御率:5.19
- 投球回:50回1/3
- 奪三振:54
- WHIP:1.63
59試合に登板し、14セーブと12ホールドを記録したことは、リリーフ投手として多くの出番を得た証拠です。日本で一軍の登板機会を確保できなかった投手が、韓国では勝敗に直結する終盤のマウンドを任されたことには大きな意味があります。
一方で、防御率5.19、WHIP1.63という数字は、安定した投球を続けるうえで課題が残ったことも示しています。WHIPは1イニング当たりに許した安打と四球の合計を表す指標です。1.63という数字からは、走者を背負う場面が少なくなかったことがうかがえます。
シーズン途中の活躍だけを切り取ると、守護神として完全復活したようにも見えます。しかし、最終的な成績を合わせて見ると、金久保は結果を残した一方で、安定性という課題を抱えたままシーズンを終えたと評価するのが妥当です。
速球については、スポーツナビに掲載された室井昌也記者の2026年6月23日の記事で、最速155キロ、平均球速148キロと紹介されています。直球の割合が高い投球スタイルも特徴として挙げられました。打者が速球を意識していても、球威や回転の質によって勝負できることが武器になっています。
ただし、直球中心の配球は、制球や変化球との組み合わせが不十分になると打者に狙いを絞られるリスクもあります。安打を減らし、失投を長打にされないことが、次のシーズンに向けた重要な改善点です。

【年俸・背番号48】韓国移籍で待遇はどう変わったのか
金久保のヤクルト時代の2025年推定年俸は900万円です。NPBの公式年度別成績には年俸が掲載されていませんが、選手データや報道をまとめた資料では、この金額が紹介されています。2022年には推定1200万円まで上がったものの、その後は1000万円、900万円と推移していました。
一方、KBO公式の選手情報に掲載されている2026年の年俸は10万ドルです。契約発表に関する報道では、出来高3万ドルを加え、契約総額は最大13万ドルとされています。出来高は条件達成に応じて支払われるため、基本年俸と最大契約額は区別して理解する必要があります。
金久保は韓国移籍に際して、ヤクルト時代と同じ背番号48を選びました。背番号が変わらなかったことは確認できる事実ですが、それだけで本人の特別な思いや球団側の意図を断定することはできません。
注目したいのは、移籍によって単に所属先が変わっただけでなく、役割と評価のされ方が変化したことです。日本では一軍定着に苦しんだ一方、韓国ではリリーフとして59試合に登板し、セーブとホールドの両方を記録しました。出場機会を得たこと自体が、海外移籍による大きな変化です。
もっとも、年俸の金額だけで移籍の成否を判断するのは早計です。金久保にとっては、実戦で投げる機会を得て、投手としての評価を取り戻すことも重要な目的だったと考えられます。韓国での成績が今後の契約やNPB復帰の可能性にどう影響するかは、翌シーズンの投球内容や球団の編成方針にも左右されます。
【プロの結論】金久保優斗の復活を判断する3つのポイント
金久保の2026年を評価する際は、セーブ数だけでなく、次の3点を確認する必要があります。
1.速球の威力を安定した結果につなげられるか。 最速155キロと報じられた直球は、大きな武器です。しかし、防御率5.19という成績を踏まえると、球威だけで抑え込む投球には限界があります。変化球との組み合わせや制球を改善し、安打と長打を減らせるかが重要です。
2.勝負どころを任される投手として信頼を取り戻せるか。 14セーブ、12ホールドという数字は、シーズン中に重要な場面で起用されたことを示します。一方、夏以降は抑えと中継ぎを行き来し、直近では中継ぎでの起用が報じられました。次のシーズンに再び守護神を任されるかどうかは、安定した投球を続けられるかにかかっています。
3.2021年の実績を現在の投球に生かせるか。 防御率2.74を記録した経験は、金久保がNPBの一軍で結果を残したことを示しています。ただし、2021年は42回2/3を投げたシーズンであり、長期間にわたる主力投手としての実績とは異なります。過去の数字だけで復活を判断せず、現在の成績を継続して確認する必要があります。
金久保の韓国移籍を「戦力外から守護神へ」という一言でまとめると、物語としては分かりやすいものの、シーズンの実態を十分に表せません。実際には、出場機会を増やし、14セーブを記録するまでに評価を高めた一方、防御率や走者を背負う頻度には改善の余地が残りました。
だからこそ、2026年は再起の完成形というよりも、金久保が自分の強みを生かせる役割を探り、海外で実績を積み直したシーズンと見るのが適切です。
【ヤクルト金久保】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:金久保優斗は2026年現在、どこの球団に所属していますか?
A1:韓国プロ野球のキウム・ヒーローズに所属しています。2025年12月16日に球団が獲得を発表し、2026年は背番号48でプレーしました。
Q2:金久保優斗がヤクルトから戦力外通告を受けた理由は何ですか?
A2:2025年の一軍成績は12試合、0勝1敗、1ホールド、防御率7.71でした。本人も結果を残せなかったことを認識しており、一軍で安定した投球を続けられなかったことが成績面での大きな課題でした。球団が公表した情報だけから、単一の理由に限定することはできません。
Q3:金久保優斗の2021年の成績はどれくらい良かったのですか?
A3:10試合に登板して4勝1敗、防御率2.74を記録しました。投球回は42回2/3、奪三振は34です。一軍で実力を示したシーズンですが、年間を通じて先発ローテーションを守ったわけではありません。
Q4:金久保優斗は2026年に韓国で守護神を務めたのですか?
A4:はい。2026年シーズン中に抑えを担当し、レギュラーシーズンで14セーブを記録しました。ただし、セットアッパーと抑えを行き来した時期もあり、終盤には中継ぎでの起用が報じられています。
Q5:金久保優斗の2026年のKBO成績はどうでしたか?
A5:レギュラーシーズンは59試合に登板し、5勝5敗、14セーブ、12ホールド、防御率5.19でした。多くの登板機会を得た一方、安定性には課題が残ったシーズンです。
Q6:金久保優斗の背番号と年俸はいくらですか?
A6:背番号はヤクルト時代と同じ48です。KBO公式の選手情報では2026年の年俸は10万ドルとされ、契約発表に関する報道では出来高3万ドルを含む最大13万ドルの契約と伝えられています。
まとめ:金久保優斗の韓国挑戦は次の飛躍につながるのか
ヤクルトの金久保優斗は、2025年の戦力外通告を経て、2026年にキウム・ヒーローズで新たな挑戦を始めました。2021年に4勝1敗、防御率2.74を記録した右腕は、韓国で59試合に登板し、14セーブ、12ホールドを積み上げています。
その一方、防御率5.19という成績は、再起への道のりがまだ続いていることを示しています。最速155キロと報じられた速球の威力を、より安定した結果に結びつけられるか。抑えとして再び信頼を得られるか。そして、韓国での実績を次の契約につなげられるかが、今後の注目点です。
金久保のキャリアを評価するうえで大切なのは、2021年の好成績だけでも、2025年の戦力外通告だけでも判断しないことです。NPBでの実績、KBOで得た登板機会、そして現在の投球内容を一続きのキャリアとして見る必要があります。韓国での経験が投手としての成長につながるのか。次のシーズンの成績と起用法が、その答えを示すことになります。 (出典: ヤクルト 金 久保(Yahoo!ニュース))